朝の様子
この日はイチジクがたくさんとれ、酒井農園始まって以来の700パック越えを達成、昼ごろからどんどん強くなっていく雨風をBGMにパック詰めと出荷を終えるとへとへとになりました。
今回の台風は非常にスピードが速かったので、6時過ぎには知多周辺を通過、吹き返しの北風で作業部屋の外のトタン壁が吹き飛ばされましたが、数時間で静けさが戻りました。
翌朝畑に。イチジクの雨よけ傘がたくさん通路に落ちているのをまず全部拾いました。誘引の紐が切れているところも何か所かあり、枝も2本折れていました。実や葉はそれほど落ちていませんでした。5年ほど前に台風が直撃した際には、傘はすべて吹き飛んで、通路は葉っぱで埋まっていたそうです。
この日取れるはずだったイチジクはほぼ全滅。皮が葉っぱでこすれて剥けてしまったり、花が水でふやけてしまったり、傘や誘引紐で輪切りにされたり。無残なものです。葉も落ちなかったものの、破れてボロボロになっているものもあります。
傷ついたイチジクをほおっておくと大変なことになりますので、全部回収します。コバエが大量発生したり最悪の場合スズメバチがやってくるからです。今回も掃除に手間取ってたら、一匹の巨大なスズメバチがイチジクにまとわりついていました。
雨よけハウスも台風にはかないません。前もってビニールを巻き上げてきっちり紐でしばっておきました。雨なのがわかっているのに、屋根を下ろせないのはくやしいですが、ハウスのフレームがふきとばされたら大変なことになるので無理はしませんでした。
上にも書いたように何年か前の直撃台風ほどの被害はありませんでしたが、翌日・翌々日は傷と雨水のふやけでかなりのイチジクが廃棄か加工用となりました。これを書いている5日目(10月6日)は大方回復して台風前の状態に戻りつつあります。青いイチジクは幸い落ちなかったので、まだまだ収穫できそうです!